小倉の地に法を灯して四百年、地域とともに



~支え合う仲間~
現代は、日本の伝統的な習慣を守り続けてゆくことが極めて困難な時代です。地域や家族で行ってきた墓地の管理が難しくなったり、葬儀や法事などの親族の集う場が簡素化されたり、いたるところで地域や親族の絆が希薄となってきました。
このような時代だからこそ、その一部をお寺が担い補うことで、親族や地域社会の絆を支えたり、あるいは新たな絆が深まるような社会的な場をつくることができるのではないでしょうか。
お寺に集う方々が相互に親睦を深め、支え合いながら、仏のみ教えを聞いてゆくとき、そこには家族や地域でもない新たなコミュニティー(共同体)が形成されます。
先だった仲間がいれば、その人の人生を想い、それによって後の者も心育まれてゆく。かりに単身の方であっても、お寺に集う仲間が互いにその方を想い、それが連続無窮に連なってゆく。そのためには、お寺に集う方々が、お互いに挨拶するようなあたたかな雰囲気がお寺全体に必要となってきます。
そのような場作りを、お寺の大切なあり方として求め続けようと思います。


いのちを伝える①
~納骨について~
時代が移り変わり、家族のありようや個人の価値観も様々です。西宗寺では、多様化す
る納骨の形態に対応できるように、さまざまな納骨形態を整えています。納骨堂の見学は
自由です。まずは、ご相談ください。
[Ⅰ]継承者が不在の方(永代供養型の納骨)
(A)ひとり一人で納骨(個人型)
(B)ご夫婦やご家族など小家族(~4体)を一つの納骨壇に納骨(個別区画型)
[Ⅱ]継承者のいる方(従来型の納骨)
家族やご一族で利用します。家の姓にとらわれず納骨でき、また家名を変更しながら、娘さんや妹さんなどへ、次世代に継承し続けることができます。
A 区画(3 ~ 4 体納骨) B 区画(~ 6 体納骨)
C 区画(~ 12 体納骨) その他特別区画など
※納骨数の多い場合には、別途対応しますのでご相談下さい。
ご加入申込みにあたって過去の宗教、宗派は問いません。ご加入後の仏事は浄土真宗本願寺派西宗寺の儀礼をもって執り行います。また、当寺では、納骨された方をご縁に下記の通り毎月法要を営んでいます。ご家族、ご親族、友人などどなたでもご参拝いただければ幸いです。
~納骨壇~





いのちを伝える②
~法事・葬儀など~
故人の姿を偲びながら、自分の歩んできた人生を振り返り、また子や孫と一緒に生き方を
考える場、それが葬儀や法事です。そこは「いのちを伝える」場といただくこともできる
でしょう。今の生き方を整え、明日に向かう生きる力をいただきたいものです。
※ 葬儀や法事を行う時には、場所(葬儀会館、自宅、お寺など)と日時の打ち合わせを行った上で、執り行います。
■法事■

■葬儀■
葬儀は、一般に、葬儀会館で営みます。近年は
家族葬が主流になり、お寺で葬儀を行う方も増えてきました。
お寺での葬儀は、葬儀社に依頼して執り行います。お寺で行うシンプルなお葬式「お寺でおみおくり」については、お問い合わせください。
法事はご家庭のお仏壇で営みますが、最近は、
駐車場や立地の関係でお寺で行うことも多くな
りました。お寺で行う仏事は、少人数であって
も厳かで、恭敬の心をもたらすでしょう。

■「ご命日」のお勤め(月忌)■
ご命日に読経を希望される方は、事前にご連絡ください。「ご命日のお勤め」については、
一般の方もお受けいたします。また、お寺で読経する場合は、お位牌や過去帳などをお持
ち下さい。随時お受けします。
■「お位牌」「過去帳」をお預かりします■
諸般の事情でお仏壇をご家庭にご安置することが出来なくなった場合、お寺の本堂に一時的にお預かりすることも可能です。ご相談ください。

立ち止まって自分を見つめ直す
~法要・法座・講座など~
効率やスピードが優先される現代社会。不安の中で、今までとは違う新たな価値観を見いだして人生を歩み直したいと思う人も多いでしょう。時には立ち止まり生活のペースを落として、ゆったり構えることも大切です。たまにはお寺で自分を見つめ直す時間を持ってみませんか?
令和四年(2022年)法要予定
●令和4年 月例法要 「法要と法話」
各月第一水曜日 13時30分から(1月、8月を除く)
本年の講座テーマ「浄土真宗のはじまり~親鸞聖人の生涯(前半生)~」
2月2日(水) 親鸞聖人の生まれた時代
3月2日(水) 誕生
4月6日(水) 幼少期
5月4日(水) 出家
6月1日(水) 比叡山の修行
7月6日(水) 修行の挫折
9月7日(水) 六角堂参籠
10月5日(水) 法然聖人との出会い
11月2日(水) 法然聖人のももとで
12月7日(水) 法難
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●御正忌報恩講法要(令和4 年1 月15 日~ 17 日)講師清胤弘英先生
●春の彼岸法要(令和4 年3 月19 日~ 21 日) 講師上野隆平先生
●灌仏会・慶びの法要(令和4 年4 月2 日) 出演柳亭燕路・柳亭市弥・立花家橘之助
●永代経法要・納骨堂供養((令和4 年5 月21 日~ 22 日)講師村田朝雅先生
●盆法要(令和4年8 月13 日~ 15 日)講師住職
●秋の彼岸法要(令和4 年9 月21 日~ 23 日)講師濱畑慧憭先生
●除夜の鐘&修正会(令和4 年12 月31 日23 時15 分)
◎仏教エトセトラ&和菓子の会 年三回 (4月7月11月の第三土曜日 13時~)
テーマ「仏像の見方」と和菓子
◎連研・入門講座(全12 回) 毎月最終土曜日(開催時にあらためてお知らせします。)
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地域をつなぐ
~コミュニティ活動の場~
■ 地域をつなぐ■
お寺を会場として、朗読会・ミニコンサートなど小さな会合やイベントなど、地域のコミュニティ形成に資する行事をお考えの方は、ご連絡ください。できる限りの対応したいと思います。




■西宗寺・参拝会館の入り口■
玄関横に、バリアフリーの入り口もあります。参拝用の車椅子を用意していますので本堂、
参拝会館は車椅子でご参拝いただけます。

■参拝者用の休憩室■

参拝者がくつろげるように休憩室を設けています。参拝後にお茶を飲みながら、懐かしい思い出を語り合う。そこには、目に見えなくとも、人の心は、亡き人とつながっているはずです。思い出を語り合いながら、自分の過ごした人生を見つめなおしてみませんか。お寺ならではの心落ち着くひとときです。

西宗寺の歩み
■沿革■
西宗寺(さいしゅうじ)は、今から約四百年前の天正年中に、萩の專光寺の僧侶了圓が小倉の地に開基。大正10 年には、大阪町より現在の香春口へと寺基を移転。
近隣の様子はもとより境内の建物も往時とはすっかり変わってしまいましたが、今も昔も地域に根ざすお寺を目指しております。

生き方や考え方、人間の価値観は多様であったとしても、誰もが老・病・死と向き合い、それを受け入れながら、ただ一つの人生を歩む。
ならば、どのような人生であっても、その方向は闇を背に光に向かって歩んでゆこう。
私のいのちは、遠い過去から今まで連綿とつながり、さらに未来へと展開してゆく。私の歩む道は、さまざまなご縁によって支えられ、さまざまな人との出会いの中で育まれたもの。
過去にとらわれてはならない。過去に起こった事実は変えられなくとも、過去に起こった事実の「意味」は変えることができる。人生を尊い意味あるものに変えながら歩む。「ここからの歩み」が「これまでの人生を決める」それが仏道。

西宗寺Facebook

お問い合わせ
〒802-0084 福岡県北九州市小倉北区香春口2丁目4-23
鉄道:北九州モノレール線・香春口三萩野駅徒歩3分
バス:香春口停留所、小倉駅より バス10分
車:足立インター、大手町インターより5分
駐車場:有り(14台)